• 202302sd7_樹氷林と南アルプス(3月5日撮影)
  • 202302sd6_沈みゆく冬の星々(3月22日撮影)
  • 202302sd5_月光に染まる雪面(3月22日撮影)
  • 202302sd4_雪まくり(3月21日撮影)
  • 202302sd3_春待つ石楠花(3月8日撮影)
  • 202302sd2_夜明け前の天の川(3月19日撮影)
  • 202302sd1_朝陽射す林下(3月17日撮影)

残雪期の山へ

2月下旬から気温が高い状態が続いています。 特に3月22日は最高気温が8℃まで上昇し、5月中旬頃と変わらない気温でした。 3月17日の夕方から18日の夜にかけて40㎝の新雪が積もり冬山の美しさを取り戻していましたが、この数日の気温で新雪は半減してしまいました。 気温の高い状態は2週間先まで続く見込みで、23日から27日までは雨が降りやすい予報となっているため、一気に残雪期の山へと激変しそうです。 今冬は雪の降る日が少ない年だったため、登山道を外れた踏み跡が残りやすくなっていました。 そのせいかも


油断大敵

2月19日の南岸低気圧接近の際は気温が0℃まで上昇し、雪混じりの雨となりました。 南岸低気圧通過後は急激に冷え込んだため、ダケカンバの枝に付着した過冷却雨が雨氷となり、1週間経った今でも所々でキラキラと輝いています。 雨を含んだ雪面が氷化している場所もあります。 特に北横岳北峰の西から北寄りの斜面では滑落に注意しなければなりません。 アイゼンを外さなければ特に問題はないと思われますが、8年程前に滑落を起因とする死亡事故が北横岳北峰で起きており、今の雪面は当時の状態にとてもよく似ているのです。 3


物足りない冬

2月10日に今冬一番となる35㎝程の新雪が積もりました。 新雪が20㎝以上積もるのは久しぶりで、30㎝を超える新雪に至っては50日ぶりです。 今冬は積雪量が極端に少なく、吹き溜まりでは2mの積雪を超えている場所もありますが、現在の平均積雪量は1m強しかありません。降雪機会が少ないため綺麗な樹氷もできず、なんだか物足りない冬が続いています。 1月25日頃には最低気温が-23℃まで下がり、最高気温でさえ-18℃と厳しい冷え込みとなりましたが、この数日は気温が高めで、日中は0℃近くまで気温が上昇してい


美しき雪景色への期待

クリスマス以降、大雪や-20℃クラスの厳しい冷え込みがないまま1ヶ月が経ってしまいました。 積雪量は例年の半分以下しかなく、樹氷も崩れ落ちて少し寂しい雪景色となっています。 1月24日からは厳しい冷え込みと降雪が見込まれるため、美しき雪山の景観が復活することを期待したいです。 当ヒュッテに宿泊して朝夕や星空の景観を楽しもうと計画している方には残念なお知らせとなるかもしれませんが、2月末までの土曜日はすべて満室となり、土曜日以外にも満室となっている日が何日かできてしまいました。 直前でなければ計画


穏やかな年始

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。 大雪や-20℃クラスの極寒といった冬の厳しさを感じさせない、穏やかな年明けとなりました。 特に降雪量は極端に少なく、3週間近くまとまった雪が降っていません。 樹氷は発達せずに少しずつ崩れ落ちていますが、山の上だけ雲に包まれて時折チラチラと雪が舞ったりするおかげで、北寄りの斜面で何とか樹氷の体裁を保っている状況です。 年末年始の北八ヶ岳には日帰り登山を中心に多くの登山者が訪れました。 今は積雪量が少なく、北八ヶ岳の登山道すべてにトレースができている状況です