悪天候の体験

悪天候を体験することが安全登山に繋がるという内容の文章を綴りますが、無理をしてても悪天候の山に登れということではありませんので予めご承知おきください。

成人の日の連休は強風の吹き荒れる悪天候予報だったため宿泊キャンセルが相次いだり、日帰り登山者もやや少なめでした。

西陽を浴びる八ヶ岳(1月12日撮影) Photo by Kenji Shimadate

悪天候を避けることは安全登山を行う上で重要なことですが、悪天候時の登山はレベルアップを図るために体験した方が良いこともあります。

北横岳を北八ヶ岳ロープウェイから坪庭経由で登るルートは、雪崩と滑落の危険が低いので、冬山の経験豊富な方が初心者を連れてくるのに適したルートです。

風が吹き抜ける坪庭と北横岳山頂は、絶好の強風体験の場となります。また内陸性の気候で標高が高いため低温体験にも適します。

夕映えの八ヶ岳(1月12日撮影) Photo by Kenji Shimadate

北横岳が冬山の最終目的地と考えている方は天候を選ばれるのが良いですが、北横岳よりも難易度が上がる北八ヶ岳の天狗岳レベルの山を目指すようであれば、強風や低温時の体の変化を感じたり、登山靴や防寒装備が十分かということを初心者向けの山で確認しておくべきです。

北横岳は吹きさらしの場所があるものの大部分が樹林帯であるため強風を避けることができますが、天狗岳山頂を目指す場合は3時間ほど強風にさらされ続けることになります。

天狗岳は雪庇への警戒や滑落停止技術の習得が必要となり、視界不良で道迷いをし低体温症で命を落としてしまう事例が多数あるため、大荒れの北横岳を体験したから登れるとは限らないのでご注意ください。

悪天候の北横岳を体験中に、手足の冷えを始めとする耐えがたい体の冷えを感じるような時は無理をせず撤退していただき、装備を見直した上で再挑戦してください。

無事に下山することが最優先です。

2月初め頃まで低温傾向となる予報となっています。最低気温が-20℃前後、最高気温でも-15℃前後となることが予想でき、秒速15m以上の風が当たり前のように吹き抜けると思われます。

厳しい自然環境の体験日和ではありますが、手足の指や顔に凍傷(しもやけ含む)を負いやすい気象条件予想されるので、体調の変化には十分留意されるようお願いします。

悪天候の体験は、冬に限らず天気予報が外れた時、天候が急変した時に活かされます。

どの山に登られる時であっても、撤退判断を含めて悪天候に対処できる登山者を目指していただければと思います。

※外来者向けの営業も不定期です。営業内容はお土産品や冷たいペットボトル飲料等の販売のみとなり、喫茶や軽食、お湯の提供はありません。

※積雪が少ないため、登山道以外への入り込みは植生破壊となるのでご注意ください。

※冬季は外来の方の休憩利用はできません。

※山小屋休業時でも屋外トイレは使用可。アイゼン等の金属の爪が付いているものは必ず外してご利用ください。

【山のようす 1月20日現在】

ヒュッテのある標高2400mの最近の最低気温は-19℃~12℃、最高は-12~-3℃です。

1月下旬は寒波が入り込む見込みです。最低気温が-20℃前後、最高気温は-15℃前後が予想されるので十分な防寒対策でお越しください。

現在の平均積雪深は80㎝、吹き溜まりの積雪量は200㎝程度になっていますが例年よりも少ない積雪量です。

アイゼン等の滑り止めは必須装備です。北横岳以北に向かう方はカンジキやスノーシューも用意してください。

山の最新情報や装備については090-3140-9702へお問い合わせください。

【予約状況 1月20日現在】

客室の暖房は夜8時までとなります。就寝時は顔回りが冷えるためネックウォーマーなどの使用をお勧めします。

宿泊は完全予約制です。

現在満室となっている日は1月31日、2月7,8,14,15,21,22日です。

宿泊予約の無い日は閉館しているのでご注意ください。

都合により2月17,18日は休館です。

令和8年は原則として食事付きでの宿泊は金、土、日曜日に限らせていただきます。尚、4名以上で月曜日から木曜日に食事付きでの宿泊を希望される方はご相談ください。

宿泊者の自炊は山小屋内で行えますが、以下のことに注意してください。
・山小屋内で使用できるバーナーの燃料はカートリッジ式のガスに限定します。
・煙の出にくい調理をお願いします。(焼き魚や焼肉、トースト等は屋外調理となります)
・ニンニク臭や匂いの強い調理はご遠慮ください。(カレーライスは可)

宿泊キャンセル料金発生日は宿泊希望日の1ケ月前からとなります。
単独の方の宿泊料金は2000円増しとなります。

宿泊予約はお電話でお願いします。お聞きするのはお名前、人数、電話番号、相部屋か個室、居住する都道府県、入山口等です。

宿泊定員は夏季20名、春秋冬は15名程度となります。

個室を希望される場合は個室料金(一部屋6,000円)が別途必要となります。
個室は8畳相当(定員4名、春秋冬は定員3名)が2部屋です。

できるだけインナーシーツ(トラベルシーツ)をご持参ください。(レンタルシーツは500円でご用意いたします)
寝袋持参割引サービスはありません。

お支払いは現金のみとなります。

チェックインは13時からです。安全のため遅くとも16時までには必ず到着してください。10月末までのチェックアウト時間は8時となります。

夕食は通年で17時30分から、10月末までの朝食開始時間は6時からとなります。

宿泊を希望される方は「宿泊の方へ」のページを必ずお読みください。
https://kitayoko.com/information

※小屋番が体調不良等の理由で宿泊不能となった場合は宿泊予約者にご連絡いたします。また直近の場合は規定する宿泊キャンセル料金と同額を上限に、こちらから違約金(ご迷惑料)をお支払いいたします。(詳しくはお問い合わせください)

【登山の注意点】

北横岳が活火山であることに留意されますようお願いいたします。尚、北横岳には噴火に備えてのシェルターやヘルメット等の配備はありません。

山の状況に対して装備不足と思える登山者が目に付きます。特に初心者を連れて来られる方は、必ず装備や力量の確認をしてから入山してください。

夕方以降に大怪我等をされても救助活動は翌朝となります。

暗くなってからの行動は昼間よりも危険となるので夕方以降は各自の能力範囲内で行動してください。

疲労や道標の見落とし等により行程計画に対し大幅に遅れてしまうことがあります。

最終目的地には15時までに到着できるような計画であることや、トラブル等へ対処するための予備時間を行程計画に入れ込むことをすすめます。

日帰り登山の方でも登山で必要な最低限の装備を必ず携行してください。(装備不足は命が危険に晒されることになります) 

万が一の時に備えての装備だけでなく、経験や知識等が必要となることがあるので、初心者だけでの登山はお控えください。

個人個人の登山能力や装備等が山の状況にそぐわない場合や体調が優れない時などは、登山計画の変更あるいは中止するなど柔軟に対応してください。

緊急時を除き、指定地にテントを張るのがルールです。指定地以外での幕営は植生破壊となる場合があります。

双子池キャンプ場の使用については、双子池ヒュッテに必ずお問い合わせください。

長野県登山条例で登山計画書の提出が義務化されています。

【お知らせ】

当ヒュッテは昼食、喫茶の提供をしておりません。また不定休となっているので山小屋を利用できないことがあります。

救助要請や非常事態の場合を除き、15時30分から翌朝8時30分までは宿泊者以外の立ち入りをお断りしています。

【北八ヶ岳 北横岳ヒュッテ】
*要予約、予約のない日は休館となります。
*単独行の方は下記の宿泊料金の2000円増しとなります。

夏期料金(6月~9月)
1泊2食付き 11,500円
1泊夕食付き 9,500円
素泊まり 6,000円
*消費税含む

春季・秋季料金(4月、5月、10月、11月)
夏期料金に対して1,000円増しとなります。

冬季料金(12月~3月)
夏期料金に対して2,000円増しとなります。

収容/20人

ご予約・お問い合わせ
〒391-0301
長野県茅野市北山4035-2 石臼台A-8
島立健二
予約 090-7710-2889
現地 090-3140-9702