夕暮れ

この時期の夕陽は北アルプスの槍・穂高連峰に沈みます。

5日の夕陽は奥穂高岳付近に、13日頃には大キレット付近へ、20日頃に槍ヶ岳付近へと沈んで行くのです。

夕暮れの槍穂高(5月5日撮影) Photo by Kenji Shimadate

夕暮れの槍穂高(5月5日撮影)

霞みがちな時期なので太陽の形はおぼろげになってしまいがちですが、霞があることで空気全体が夕陽に染まっているように見え、日没後は重なり合う山並みを立体的に見せてくれます。

日没の時刻が18時半過ぎとなったため山小屋の夕食後に山頂で日没を迎えることも可能となりました。

天気の良い日は是非、山頂での夕暮れのひとときをお楽しみください。

※夕方以降に大怪我等をされても救助活動は翌朝となります。暗くなってからの行動は昼間よりも危険となるので夕方以降は各自の能力範囲内で行動してください。

宵闇迫る(左奥は妙高火打方面(5月5日撮影) Photo by Kenji Shimadate

宵闇迫る(左奥は妙高火打方面(5月5日撮影)

【山のようす 5月9日現在】

ヒュッテのある標高2400mの最近の気温は、最低が-5℃~2℃、最高は1℃~12℃です。

陽当たりの悪い樹林内には残雪があり、山頂駅から北横岳間の登山道は2割程度が氷雪路となっています。アイゼン等の滑り止めは必ず携行してください。

七ツ池を覆っていた氷はすべて解けました。

坪庭ではコメバツガザクラの小さな花が咲き始めました。

山の最新情報や装備についての問い合わせは現地電話(090-3140-9702)へお尋ねください。

【予約状況 5月9日現在】

現在満室となっている日はありません。

尚、宿泊予約の無い日は閉館しているのでご注意ください。

定員制と予約人数に合わせて食材を背負い上げているので宿泊される方は必ず予約してからお越しください。

当ヒュッテは定員制です。相部屋が基本で個室ではありません。満室時の就寝スペースは一人一畳となります。

現在の食事の時間は夕食が17時30分頃~19時終了、朝食は6時~7時終了となります。

宿泊予約されている方は遅くとも16時までに到着してください。

翌日のお弁当も要予約となっています。

また宿泊にあたっては、こちらのページもお読みください。
https://kitayoko.com/information

【登山の注意点】

アイゼン等の滑り止めを必ずご用意ください。

北横岳が活火山であることに留意されますようお願いいたします。尚、北横岳には噴火に備えてのシェルターやヘルメット等の配備はありません。

山の状況に対して装備不足と思える登山者が目に付きます。特に初心者を連れて来られる方は、必ず装備や力量の確認をしてから入山してください。

疲労や道標の見落とし等により、行程計画に対し大幅に遅れてしまうことがあります。最終目的地には15時までに到着できるような計画であることや、トラブル等へ対処するための予備時間を行程計画に入れ込むことをすすめます。

日帰り登山の方でも登山で必要な最低限の装備を必ず携行してください。(装備不足は命が危険に晒されることになります)

万が一の時に備えての装備だけでなく、経験や知識等が必要となるので初心者だけでの登山は控えるようにお願いします。

個人個人の登山能力や装備等が山の状況にそぐわない場合や体調が優れない時などは、登山計画の変更あるいは中止するなど柔軟に対応してください。

緊急時を除き、指定地にテントを張るのがルールです。指定地以外での幕営は植生破壊となる場合があります。

【お知らせ】

当ヒュッテは昼食の提供をしておりません。また不定休となっているので休憩利用ができないことがあるのでご注意ください。

麦草峠付近の国道299号線の冬季閉鎖は解除されています。大河原峠付近の冬季閉鎖の解除につきましては佐久市役所へお問い合わせください。

北八ヶ岳ロープウェイ発、茅野駅行バスの最終便は15時となっています。

【北八ヶ岳・北横岳ヒュッテ】

営業/通年(要予約、予約のない日は休館となります)

夏期料金(6月〜9月)
1泊2食付き 8000円
1泊夕食付き 6900円
素泊まり 4800円

春季・秋季料金(4月、5月、10月、11月)
夏期料金に対して400円増しとなります。

冬季料金(12月〜3月)
夏期料金に対して800円増しとなります。

収容/30人

ご予約・お問い合わせ
391-0002
長野県茅野市塚原2-17-26
島立健二
予約 090-7710-2889
現地 090-3140-9702